一年が過ぎるのがなんと早いものだろうと、毎年思うこの季節。
今年は楮の育ちが大変よく、嬉しさの反面、正直刈り取る楮の束の重さを憂う気持ちもあります。
何より、収穫できる喜びと、この原料でどんな和紙を漉くか、どんな商品を作るかと、
嬉しい気持ちが大半であります。
そどりの日程は下記の通りです。
1回目 12月5日(月)
2回目 12月8日(木)
3回目 12月11日(日)
いずれもお昼ごろに蒸しあがります。
3回目以降にもそどりを行いますが、日程は現段階では未定です。
桜江町では室町時代には既に盛んに和紙が漉かれていた紙漉きの里。
当工房周辺でも300軒の紙を漉く家があった時代もあり、
あちこちで楮を蒸す風景が見られた地域でもあります。
当工房が使っている楮を蒸す「甑(こしき)」は日本遺産の構成遺産として認定されており、
明治、大正、昭和、平成、令和と使い続けられている現存現役の甑です。
古くから続く、いにしえの風景を楽しみにいらっしゃいませんか。
見学は自由です。
そどり小屋は外にありますので、見学の際は暖かい服装でお越しください。
尚、お問い合わせは楮の刈り取り作業の為留守になることが多いので、
メールかインスタグラムの石州勝地半紙のサイトよりDMで承ります。