和紙の素晴らしさと可能性を一人でも多くの方に知ってもらいたい
島根県江津市桜江町の緑豊かな山間の風の国の敷地内に工房がございます。
室町時代から和紙が漉かれていた歴史のある紙漉きの郷・江津市桜江町で
母方の原田家から続いて、六代目・佐々木誠と妻との二人で和紙を漉いております。
原料の楮(こうぞ)や三椏(みつまた)、紙漉きに欠かせない「ねり(トロロアオイ)」も
全て自家栽培をし、半紙や彩色和紙のほか、和紙の魅力が一人でも多くの方に伝わるようにと
現代生活空間の中に取り入れてもらえるような商品作りも心がけております。
また、実際に紙漉きの体験ができる体験工房としてもご利用頂けます。
ギャラリーでは勝地半紙をはじめ、
オリジナル和紙作品を展示・販売しております。
手すき和紙の素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらいたい。
一人でも多くの人に手に取ってもらいたい。
そういう思いで、日々和紙と向き合って仕事をしています。
毎年12月の初旬頃から、
一年分の原料を刈り取り→蒸す→皮を剥ぎ干す
「そどり」と呼ばれる作業を行います。
刈り取った楮の長さを切りそろえ、「甑(こしき)」と呼ばれる
大きな桶をかぶせて4時間ほど蒸し上げます。
甑から蒸気が出始め、竈の薪が赤々と燃える光景は風情があります。
昔はこの辺り一帯の家々から、この時期にこの光景が多く見られたものと思われます。
楮が蒸されると、甘いまるでさつま芋のような匂いに包まれます。
紙漉き体験は、園内で摘んだ草花を自由にアレンジして
自分だけの絵ハガキや、色紙、うちわなどに仕上げます。
※詳しくは気になる体験をクリック
島根県江津市桜江町長谷2696 @風の国営業時間10:00~18:00(水・木定休日)