和紙の原料を蒸す「そどり」
この甑は日本遺産に認定されています。
毎年11月下旬に、春には小さな芽だった楮が11月には4、5メートルまで成長した
一年ものの枝のみを刈り取る作業を行い、
枝を約150cmに切りそろえ、束にして約4時間蒸して、皮を剥ぐ作業をします。
窯には水をたっぷり張った大きな平鍋があり、
その上に木を組んだ簀の子が置いてあります。
そこへ切りそろえて束にした楮を並べ立てていき、
甑(こしき)という大きな桶を被せて蒸します。
剥いだ皮は乾燥させ、一年分の原料として保管します。
そどりは毎年12月初旬から行います。
見学は自由です。
楮が蒸しあがる、サツマイモに似た甘い香りを体感してみませんか?
4、5回に分けて行いますので、日程は当工房へお問い合わせください。